東京都

都内の喫茶店の状況 2020年4月上旬

新型コロナウイルスによる市中感染が発生し、多数の飲食店が休業したり営業時間の変更を余儀なくされているなか、今のところ近所の喫茶店の多くは通常どおりの営業を続けている。4月1日からは受動喫煙防止条例が施行された。飲食店は禁煙にシフトした店が多いが、私の住む近隣に限れば喫煙OKのステッカーを貼った喫茶店のほうが多い。
東京都

移動販売の大学堂

「ホットドッグと……アイスクリームと……お店です」で始まる気の抜けたような大学堂の歌を聞いたのは、東京に住んで間もない頃でした。黄色く塗られた車体にトレードマークの指をくわえたピンクのウサギが描かれた遠くからでもよく目立つ移動販売車です。
中国地方

呉のあい

喫茶あいは呉・宮原地区の商店街の外れ、旧呉海軍工廠礎石記念塔の近くにあります。 記念塔のあるエリアは「歴史の見える丘」と呼ばれ、造船所のクレーンなど呉らしい景色を見渡せる見晴らしのよい場所でした。
九州地方

高鍋の名曲喫茶モルゲン

高鍋駅に戻る途中で入ったのが名曲喫茶モルゲンでした。白い壁に何か特徴のありそうなデザインでしたが、雨が強かったので、じっくり眺めることなく入店。入店早々、ト音記号の形のパーテーションに驚きました。
中国地方

広島・基町の園

東日本大震災の翌日、広島・基町の団地(基町高層アパート)を訪れました。紙屋町にある広島そごうの北方面、中央公園の奥に位置する公営(市営・県営)団地群です。
東北地方

由利本荘のサモワール

アプローチがあるためドアを開けてすぐに店内が見渡せず、少し緊張しながら奥へ進むと美しいカーブを描いたカウンターと年季の入った黒いビニールレザーの椅子に背もたれカバーを掛けた客席が眼に入りました。店内にいた2、3人の先客は全員男性の1人客で、店主はショートカットのママさんが1人。
中部地方

香林坊のローレンス

私が初めて喫茶店らしい喫茶店に行ったのは高校卒業後の冬、旧友に誘われた金沢・香林坊のローレンスだった。 店は旧映画館街の入口付近の古い建物の3階にある。店の真中に大きな壁があり、店内全体が見渡せない。大きな肘掛け椅子に腰掛けると自分の姿がすっぽりと沈み込む。立地も店内も隠れ家といった雰囲気だった。
雑記

マスターから聞いた戦争体験

私は祖父母からほとんど戦争の話を聞いたことがありません。祖母はそういう話をしたがらなかったし、出征した祖父は病気で私の幼い頃亡くなりました。空襲や爆撃の体験は本で読むだけのものでした。この前訪れた喫茶店のマスターは80歳代。何の話がきっかけか忘れましたが、マスターは子どもの頃の話を始めました。
東京都

和田珈琲店のこと

昭和11年創業で自家焙煎の老舗として知られていた本郷の和田珈琲店。前々から店の存在は知っていたものの、初めて訪れたのはほんの4年ほど前でした。大通りに面した店で外から中が丸見えなのが落ち着かなさそうだとか、老舗だから飲み方の作法に厳しいのではないかとか、一方的な想像だけで理由で敬遠していました。
近畿地方

チンチン電車が走る町のカフェ

帝塚山のカフェ「キュービックポイント」は40数年前の開店時にいくつかの雑誌に取り上げられていたお店です。雑誌に掲載された喫茶店の多くは現在は閉店して跡形もないか、そこがテナントであれば別の店舗に変わっているかのどちらかです。当然のことながら、ビジネスモデルが古くなれば閉店するか業種変更しています。